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2026-07-15

もう検索は「ググる」だけじゃない?SNSとAIで変わるユーザー心理

週末のランチを探すときなどに、ネットの検索エンジンでなくInstagramで「地名_ランチ」と検索をすることが多いのですが、皆さんはどうでしょうか?

SNSのハッシュタグを辿って検索する行動は、「タグる」とも呼ばれます。
そして、中にはネットでもSNSでもなく、AIに「○○駅周辺のデートにおすすめのおしゃれなカフェを教えて」と聞く人も珍しくないそうです。
数年前までは当たり前だった「ググる」というワードがいずれ死語になるのでは…とさえ感じる今日この頃…。
私たちはなぜ、検索エンジンだけに頼らなくなったのでしょうか?

ユーザーは「整ったまとめ記事」より「リアルな視覚情報」を求めている?

かつて「ググる」ことは、お店探しのスタート地点であり、情報収集のすべてでした。
しかし現在、検索エンジンの上位にはSEO(検索上位表示)対策された一般的なまとめ記事や広告が目立ち、「本当に知りたいリアルな声」にたどり着くのが難しくなっています。
それに加えて今のユーザーは、様々な場面で「タイパ」を重視する傾向です。文字をじっくり読み解くよりも、一瞬でお店の雰囲気がわかる視覚情報のほうが効率的だからです。
「せっかくのランチで絶対に失敗したくない」というユーザーインサイト(隠れた本音)から、企業が綺麗に整えたテキスト情報より、一般ユーザーがスマホで撮った加工のない写真、あるいはお店の空気感がそのまま伝わる短い動画を信頼するようになったのではないでしょうか。

「ググる」の現在地➤「発見」から「答え合わせ」のツールへ

現在、検索エンジンの「ググる」行動はもうされなくなったのかというと、そうではありません。
実はその役割自体が大きく変化しており、例えば下記のような流れが一般的になりつつあります。
  • まずはInstagramやTikTokに流れてくるリアルな視覚情報でお店を認知
  • 「ここに行きたい!」と感情が動いたあとにGoogleを開き、正確な場所や営業時間、定休日などの詳細情報を「答え合わせ」で検索
  • 人気の高そうなお店は、YouTubeで詳しいレビュー動画があるかもチェック
このように、情報収集の起点はバラバラになり、カスタマージャーニーがより複雑化しています。
つまりは検索エンジンで「ゼロから自分で探す」時代から、SNSで「リアルな声を発見(タグる)」し、検索エンジンで「事実確認をする」時代へとシフトしているといえます。

検索するよりも「まずAIに聞く」ユーザー心理

従来の検索では、ユーザーに「適切なキーワードを推測して複数のサイトから答えを探す」という労力がかかっていました。
その反面、ChatGPTをはじめとするAIは話し言葉でざっくりと質問するだけで、欲しい結論をピンポイントでまとめてくれるタイパの良さがあります。
情報が多すぎる昨今、ユーザーは選ぶことに疲れていて、“代わりに考えてくれる存在”を探していたのではないでしょうか。

AIで「アタリ」をつけて検索で「ウラ」を取る新習慣

私たちはただAI頼みになっているというわけではありません。なぜなら今、「AIがもっともらしい誤情報を出すことがある」と知る人も増えているからです。
ユーザーは、「まずAIに概要を聞いて方向性を定め、重要事項だけを検索エンジンで事実確認(ファクトチェック)する」というハイブリッドな情報収集をし始めています。
この新習慣は、人間が自分で情報を選んだという感覚を忘れないようにしたいという心理の表れともいえるでしょう。

まとめ

検索行動の進化をWEB制作に応用すると、WEBサイト単体で完結する時代は終わり、SNSからの流入を想定した導線設計や、サイト内にInstagramのフィードを埋め込むなどの工夫がますます重要になると感じます。
また、検索エンジンやAIが内容を理解しやすいよう、見出し・本文・店舗情報・FAQ・構造化データなどを整理した、分かりやすいサイト設計を心がけることも今後の新たなスタンダードとなるかもしれません。


【ユーザーインサイト】

消費者の隠れた本音。
(例:「ランチに行きたい」の裏にある「絶対に失敗して損したくない」という心理など)

【カスタマージャーニー】

顧客が商品を知ってから購入に至るまでの道のり。
(例:SNSで発見→Googleで確認→来店、といった一連の流れ)
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